◎〔週間見通し〕NY金、ディーラーにとって証拠金額は重要な要素

コモディティ・アナリシス

◎〔週間見通し〕NY金、弱地合い継続か=バーグインベスト・吉中氏
2021/02/19 12:58

 吉中晋吾・バーグインベスト代表=来週のニューヨーク金先物相場は弱地合いが継続するとみている。予想レンジは1オンス=1670〜1850ドル。投機資金を金から他の資産へ移す動きが、地合いを圧迫するだろう。
 金融緩和や財政出動が招いた過剰流動性相場の中、投資マネーは現在、堅調な株式市場や新興国、暗号資産(仮想通貨)のビットコインなどに流れている。
 ディーラーにとって重要なのは、自分が投資した対象の値段が上がるかどうかだ。そう考えると、超長期の視点であれば話は別だが、目先の利益を追う上で、弱地合いの続く金を買うのは難しい。
 さらに、貴金属銘柄間の資金移動に着目すると、投資家は現在、金や銀を売って白金を買っていることが分かる。白金は中国での自動車用触媒向け需要の拡大が見込まれる上に、先物市場で建玉をするのに必要な証拠金も、金に比べて割安だ。ディーラーにとって証拠金額は重要な要素の一つだ。
 米実質金利を基準にすれば、金相場の適正水準は1850〜1900ドル程度とみることも可能だが、テクニカル分析上の節目を割り込んでいる以上、しばらくは日柄をこなしながら下値を試す動きを予想する。安値のめどは、6月5日の安値1671ドル。昨年8月の史上最高値2089.20ドルに向けた上げ相場の起点であり、その辺りまで下げれば、いったん下げ止まるかもしれない。(了)
出典:時事通信社
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