吉中晋吾・バーグインベスト代表=来週の東京ゴムRSSは、投機筋の売りポジションの買い戻しを背景に、堅調な動きが続くとみている。先ぎりの予想レンジは170~188円。 今週は、一時180円台を回復するなど強い動きを示した。米中の貿易交渉の進展期待に加え、東南アジア産地におけるゴム樹の真菌病への懸念のためだ。逆張りスタンスで売っていた市場参加者がポジションの巻き戻しを余儀なくされ、相場の押し上げにつながった。 上海ゴム相場は米中貿易摩擦の中で、自動車販売とタイヤ向けゴム需要の減少懸念から上値を抑えられている。一方、東京市場では、大口ファンドや小口のトレーダーは売りポジションを残している。来週はこれらのポジションの巻き戻しが進むだろう。(了)
出典:時事通信社
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